2023/03/18
こんにちは、高槻みなせです。今回は、高槻インタージェンジの東側あたりにある、ハイキング登山が楽しめるスポット「若山」を紹介します!
気軽に行けて、わりと本格的な山を感じられるので、ぜひ一度、行ってみてください!
「若山ハイキング登山」
若山(太閤山)について
今回紹介する若山は、かつて、豊臣秀吉が明智光秀との「山崎の戦い(天王山)」に向かう途中に通った説があるような、ないような、山です。(ふんわりした情報)
事実はともかく、若山にある登山道は、太閤だった秀吉ゆかりの道=太閤道コースとして親しまれ、多くの方がハイキング登山を楽しんでいます。
(Googleマップで位置を確認する)
登山の前に
若山は、気軽に登れる山だと思うのですが、備えあれば憂いなし!しっかりと準備をしてからの登山をオススメします!
例えば、
- 歩きやすい靴(できれば登山の靴)
- 脱ぎ着できる上着(汗冷えや天候の変化で、夏でも寒くなることがあります)
- 水(少し重くても多めに)
- 地図(ヤマレコ、YAMAPなどのスマホアプリが便利)
- 絆創膏などの救急道具
あたりは、準備しておいた方がいいと思います!
あと、あくまでも自然の中を歩くので、野生生物(クマ、イノシシ、ヘビ、スズメバチなど)に出会う可能性もあります。
十分に気をつけて楽しんでください!
今回のコース(太閤道コース)
こちらが今回紹介するコース。高槻市営バス「①磐手橋バス停」を下車、歩いて数分の「②登山口」からスタートして「③金龍寺跡」「④山頂」「⑤四ツ辻」を通り、島本町の「⑥若山神社」を目指す5〜6kmのTHE太閤道コースです。
個人差はありますが、大体2時間ちょっとくらいで、歩けると思います。
なお、今回ゴールに設定した若山神社についた後は、島本町のJRや阪急の駅を目指すもよし、来た道を戻って高槻市に帰るもよしです。
高槻市に帰る場合は、往復4、5 時間のコースになるので、そのあたりは体力と相談してください。
もちろん、若山神社まで行かず、山頂で折り返すルートでも十分楽しめると思います!
台風等の影響で、通行止めになっている場合があります。最新のハイキング情報は、高槻市のホームページ等でご確認ください。
ハイキングコースのご案内|高槻市
登山口までのアクセス
それでは、ハイキング登山スタート!
今回は、JR高槻駅の南側にあるバス停から、登山口の最寄り「磐手橋バス停」を目指します!
乗車するバスは、南6番のバス乗り場(松坂屋1F北側入り口すぐ)から出る高槻市営バス「32上成合」または「33川久保」行きです。
なお、こちらのバスは、阪急高槻市駅も経由するので、阪急電車を利用される方は、駅を出て北側にある矢印で示したバス停から「32上成合」または「33川久保」行きに乗車してください。
一応、バスを利用せず、駅から歩いて登山口に行くことも可能(40分くらい?)ですが、お好みで。
さて、駅からバスに揺られること、10分15分、登山口の最寄り「磐手橋バス停」に到着です。
バス停に着いたら、近くにある横断歩道を渡り、バスが走り去った方向に向かって歩きます。
少し歩くと、高槻市公園墓地の看板が見えるので、そこを右折、
道なりに進んで、写真の矢印あたりにある登山口を目指します。
少し拡大します。今は工事中でわかりにくいですが、工事の脇道っぽいところを進んでしばらく歩くと、
登山口に到着します。
位置で言うと、緑水会病院の裏あたりです。
登山口から金龍寺跡へ
いよいよ、ハイキング登山開始!看板にあるとおり、ここからは最初のポイント「金龍寺跡(こんりゅうじあと)」を目指します。
※看板は簡単な方の「竜」で書かれています
まずは、なだらかな道をのんびり歩きます。
次第に山感が出てきて・・・
ちょっとした橋を渡ったりします。ひとりで行くと、このあたりでまぁまぁ不安になります。(登山開始5分)
あたりを見回すと、超巨大な岩!ワイルドです。
そしてこちら、最初の迷うポイント。正しいルートは、赤い鳥居を通らずに左です。
ちなみに、鳥居の方に行くと、
三好大明神の石碑?があるので、山行の安全をお祈りするのも良いと思います。(お祈りするところかわかりませんが・・・)
あと、ちょっとした滝?もあります。この登山でのTHE水場は、このあたりだけなので、マイナスイオンを浴びるも良しです。
さて、登山道に戻りまして、しばらく坂道を登ります。
なお、登山道には、目印テープが所々についていたり、人が歩いたっぽい形跡があるので、あまり迷うことはないと思いますが、一部、分かりにくい場所もあります。
例えばこちら。先ほどの鳥居から5分くらい?進んだ場所ですが、分かりにくかった場所なので、写真を残しておきます。
登山口から歩くこと20分ほど、なんだか石の階段みたいなものが現れます。ここから少し急勾配。さらに登り続けます。
登っている途中に「座禅石」というスポットがあったりしたのち、登山口から3、40分ほど、
休憩ができそうな広場に到着!このあたりが、登山口から目指してきた金龍寺跡です!
かつてこの場所には、金龍寺というお寺があったそうです。
歴史を解説すると、最初は安満寺(790年)という名前のお寺だったのですが、なんやかんやあって金龍寺(964年)になって、なんやかんやあって焼失したそうです。(雑な解説)
詳しく知りたい方は、高槻市のホームページをご覧ください。
金龍寺跡から山頂へ
ここまでは「金龍寺跡」を目指して歩いてきましたが、ここからは看板の表記が変わり、島本町にある「若山神社」を目指します。(山頂は途中にあります)
ということで、金龍寺跡の広場の真ん中あたりにある看板に従って、左方面へ。
木の間を通る感じで進みます。
ここからまた、しばらく坂道が続きます。ヒーヒー言いながら頑張って登っていると、
緩やかな稜線(尾根)のような道に!このあたりは、お散歩気分で自然をゆったり楽しめますよ。
それにしても、若山はいろいろな雰囲気が楽しめる山ですね。THE山という感じはもちろん、ハイキング感があったり
こんなふうに、ゴツゴツした石が表出している部分があったり。
気軽に行けて色々な要素があって、コンパクトちょうど良い山ですね。かなり好きです。
そうこうしているうちに、ここ!鉄塔の下を通るポイントが出てきます。
重要ポイントなので覚えていただきたいのですが、鉄塔の下を通るとき、右側を見たら負けです。(なんの勝負)
実はこの場所の右側に良い感じの景色が「ちらっと」見えるのですが、目と鼻の先にもっといい展望スポット(見晴らし台)があるので、そこまで我慢推奨です!
あとそうそう、このポイントを左に曲ると「岩神神社」という素敵スポットにも行けるので、そういう意味でも重要ポイントです。
ということで、視線をまっすぐ、鉄塔の下を通って少し進むと、右に曲がれるポイントがあるので右折、
木々の間を抜けて進むと・・・
素敵な景色の見晴らし台に到着!
この日はあまり天気が良くなかったのですが、それでも綺麗です。
生駒山や、あべのハルカスも見えますよ。
なお、先に言っておきますが、もはやここが(実質)若山のゴールみたいなものなので、この景色はしっかり目に焼きつけ推奨です。
ということで、今回は若山神社を目指すので、登山道に戻って緩やかな道を進み、ちょいと坂道を登ると・・・
唐突に現れる山頂。
そう、ここが山頂です。
展望はゼロですが、目印の看板があるので、記念撮影もよしです。
そして、地面に目を向けると、若山の最高標高である三角点があります。315.2m!
315.2素敵な山!と覚えましょう。(テストには出ません)
山頂から四ツ辻へ
山頂を越えて少し進むと、またまた展望スポットがあります。上牧や、枚方市の樟葉あたりが見えていますね。
ここにはベンチなどもあるので、景色を見ながら休憩をしたり、お昼ごはん食べたりするもよしですね。
が、今回はもう一つの展望スポットを目指し、まだまだ歩きます!
山頂から歩くこと、30分ちょっと、ほんのり舗装された道が出てくるので、もう少しだけ進むと、
住所としては島本町エリアに入っている、3つ目の展望スポットに到着!
写真では分かりにくいのですが、ここは、木津川・宇治川・桂川の三川が合流して、淀川になるポイントが見える展望スポットです!男山も見えますね。
ここにもベンチがあるので、今回は三川合流を眺めながら、お昼ご飯(旅のメイン)にします。
今回のメニューは・・・
ぶっかけ温玉冷やしうどん&わざわざ買い足した惣菜の天ぷらのせ!(合計500円くらい)
保冷バッグに入れて持ってきました。
濃いつゆを全部飲むしかない、と言う誤算以外は最高のお昼ご飯!山で食べると美味しさ10割増ですね!(あくまで2倍)
缶コーヒーも、山で飲むとより美味しい!
ということで、メインイベントが終了したので、ヘリで帰りたいです。
あるいは、高槻市か島本町か、一か八かロープウェイを建設してくれないでしょうか。(絶対に大赤字で大問題になる)
四ツ辻から若山神社へ
さて次は今回のゴール、若山神社を目指します。三川合流の展望スポットから少し歩くと、
四ツ辻という丁字路に到着。若山神社は右へ。
ちなみに、左に行くと川久保方面に行けるみたいなので、若山とポンポン山の二つを制覇することもできそうですね。なかなかの距離ですが・・・
四ツ辻を右折したあとは、しばらく新大阪ゴルフクラブの敷地横を通るコースになります。
なんだか楽しそうな声が聞こえます。そんな優雅な雰囲気と打って変わって、
ここからは下りなので、少し険しい登山道です。
一部滑りそうな場所などもあるので、特に慎重に進んだ方が良いと思います。
そして終盤は、結構な階段が続きます。膝が集中的にやられます。
四ツ辻からで言うと30分ちょっと、
今回のゴール、若山神社に到着です!
ここには自動販売機もあるので、折り返して高槻に帰る方は、水分補給もできますね!
といっても、おしるこ以外売り切れパターンも考えられるので、水分はなるべく余裕をもって、準備をオススメします。
あと、この写真の奥、坂道を下ったあたりにトイレもあります。
帰り道(悠久の丘経由)
今回、地図に記したルートは、ここで終了ですが、若山神社に到着したあとは、
①若山神社から折り返して高槻へ
②島本町の駅へ
のどちらかになると思います。ちなみに高槻に戻るときは、まったく同じ道で帰っても良いのですが、
山頂を高槻方面に越えて数十分進んだところに、悠久の丘(公園)方面に行ける分岐ポイントがありまして、
このルートを進むと、高槻市の墓地公園を経由して、磐手橋バス停(スタート地点)まで降りることが可能です。
このルートの途中には、これまで紹介した展望とは別の方向が見える場所もあります。(たぶん六甲山が見えています)
ここにはベンチがあるので、ゆっくりしたり、なんなら、そもそも若山神社まで行かずに山頂で引き返して、こちらでお昼を食べるプランもありだと思います。
さらに進むと、若山亀もいます。(勝手に命名)
記念写真の撮影にも良さそうですね。
なお、このルートで山道を抜けたところ(墓地公園)には、安満宮山古墳もありまして、
貴重な古墳を見ることができたり、
安満遺跡公園を眺められたりするので、悠久の丘ルートで帰るのはなかなかにオススメです!
ただし、このルートの終盤(墓地公園)からは、コンクリートの坂道をまぁまぁ下る&基本17時に出入口が閉まるので、ご利用は計画的に。
なお、コンクリートの坂道は勘弁して〜という方は、安満宮山古墳の入り口の左あたりに、高速道路沿いまで降りられる登山道もあります。
(基本はこちらの方が最後まで山を楽しめるので良いかも)
が、どちらにしても遅くなるとよろしくはないと思うので、15時くらいには下山できるくらいの計画をオススメします!
おまけ:岩神神社
「右側を見てはいけない鉄塔」のところで少し書きましたが、この場所を左に曲がると「岩神神社」という場所に行くことができます。
橋を渡ったりしながら、進むこと10分弱、
厳かな雰囲気の岩神神社に到着!
道がわかりにくい&人通りほぼナシで、ちょっと勇気は必要かもですが、
なんだかパワースポット感があるので、ぜひ行っていただきたい場所です!
まとめ
高槻といえば、ポンポン山や三好山など、素敵な山があるのですが、若山は負けず劣らず、楽しい山でした!
コンパクトちょうどいいですね。最初に書きましたが、気軽なのに、山感もしっかり楽しめる感じです!ただし・・・
あたりまえですが、まぁまぁな虫や、
ヘビ(この日は3回見ました)などがちゃんといるので、苦手な方は控えた方がいいかもしれません。
一方で、綺麗な植物だったり、
野性味溢れるキノコだったり、山ならではの四季を感じることもできるので、自然が好きな方はぜひ、若山でハイキング登山を楽しんでみてください!
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高槻みなせ
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コメント
本日(10/16)、高槻駅前→登山口→若山神社→水無瀬駅と歩いてきました。
これまで、高槻駅前〜登山口〜三好大明神の石碑や、高槻駅前〜島本駅〜若山神社を歩いた経験はありましたが、山の中を通るのは初めて。
石碑(赤い鳥居)を過ぎたあたりから急に険しくなり、ヨチヨチ歩きしかできず、すぐに休憩が必要で、日暮れまでにゴールできるか不安で、何度も引き返そうと考えたくらいでしたが、終わってみると、またトライしたい気分。
頂上を超えてスグの展望スポットでは、丸太ベンチの前に、机のようなモノができてました。直径30cmくらいの丸太を(縦に)打ち込んだだけなので、小物しか置けませんけど。
ちなみに、やはり蛇には遭遇しちゃいました…。
by まさゆき 2021年10月16日 11:49 PM
まさゆきさん
コメントありがとうございます!
山を歩く時は、平地とはまた違った筋力?体力?を使いますよね、お疲れ山です!
お気持ちわかります!登り始めた時は、来るんじゃなかった・・・と一旦後悔するんですが、
登りきって帰宅すると「行って良かったー!」となりますね!
丸太のテーブル!わりと最近、設置されましたね!便利です!
あと、一部の道も綺麗に掃除されていたり、どなたかが管理してくださっているようですね!
ありがたいです。
蛇は・・・よくいますね。笑
でも、怖がり?なので、すぐに逃げていきますね!
by 高槻みなせ 2021年10月17日 11:27 AM